フランケンの部屋(起業・会社経営)

日本人はもっと海外に出ていくべき理由(3)

海外就業

こんにちは、フランケンです。

前回は日本の人口減少、市場規模縮小という視点で

日本人はもっと海外に出ていくべき理由(2)」をお話しましたが

今日は”ゆとり”をテーマにお話ししていきます。

小売店の営業時間から違う

日本では365日営業している小売店が当たり前の状況ですが

フランスでは日曜日に小売店が営業している事はほとんどありません。

2009年に小売店の日曜営業の規制を緩和する法案が通り、パリやマルセイユなどの大都市で

多くの小売店が営業をしていますが、地方に行けばほとんど閉まっています。

お客様至上主義が生んだ24時間営業?

日本では24時間365日営業なんていうのも決して珍しくない状況ですが

果たして本当にそれだけの時間お店をオープンさせていないといけないのでしょうか?

フランケンはフランスに合計8年住んでいますが

答えはNOです。

何か物を買うのは日本もフランスも同じ事です。

営業時間が長くなれば売上額が単純に増えるという発想は当てはまりません。

店が客に合わせるだけでなく、客が店に合わせて買い物する時間を選ぶ訳です。

買ってくれてありがとう、売ってくれてありがとう

フランスの小売店ではレジの店員が客に対してありがとうと言うのは当然ですが

客の方もありがとうとほぼ100%言います。

一方、日本ではレジの店員が客に対してありがとうと言うのはよく耳にしますが

客が店員に対してありがとうと言うのはほんのわずかな人ではないでしょうか?

売る側も買う側も平等

日本では買う側の立場が圧倒的に強く、売る側はいつも客の顔色を窺っている印象です。

もちろん小売店以外の商売も含めて、フランスでも買う方の主張が強いのは事実ですが

日本よりも圧倒的にフラット(平等)に近いです。

これはビジネスのし易さにも通じてきます。

実際、日本での営業経験を持つフランケンですが、夜遅くてもお客様に合わせて残業をしてきました。

日本での労働時間のイメージはAm8時に出社、早い時で20時頃に終業(遅いと24時を過ぎる事も)。

フランスではAm9時に出社、お昼の12時から14時までは一度帰宅し家族と食事

18時には就業というパターンです。

やっている事は何も変わりません。就業時間を顧客の都合に合わせず

終業時間内に全てまとめて行うだけです。

まわりがそうであるように家族との時間を大事に出来る

これは何もフランケンが特別な話ではなく、ほぼ全ての皆が同じ生活をしています。

「仕事の中に人生がある」ではなく「人生の中に仕事がある」わけです。

日本も働き方改革で長時間労働が見直されていますが、あなたの競合が長時間労働に戻り

お客様の都合に合わせる事で売上を上げたらどうでしょう?

きっとあななの会社も働き方改革を忘れて、長時間労働に逆戻りなんてことになるかもしれません。

周りを変える事は難しい、だからあなたが変わらないと

フランケンが経営する日本法人の終業時間は遅くても18時です。

このフランスで学んだ効率化を図り、時短に取り組んでいます。

多くの日本人が海外に渡り、本当の働き方改革の状況を知り

それを持ち帰った方々が中心となって、日本の更なる効率的な働き方改革が進む事を願っています。

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