日本に比べて道路脇の路上にたくさんの車が停められています
こんにちは、フランケンです。
先日「知らないと危険【フランスの標識1】」で
Priorité à droiteという右側優先ルールについてお話しましたが
国際免許が使える世界各国でも交通ルールは国によって色々と違います。
実際フランケンもお隣ドイツにいったら
「標識や駐車ルールが分からなくて困った」という経験を持っています。
旅行や出張などフランスで運転する方の為に
今回はフランスでの路上駐車にフォーカスを当ててお話していきます。
目的地の目の前に停車できる路上駐車は超便利!
有料の路上駐車スペース「PAYANT(ペイヨン)」
このスペースは街の中心など駐車量が多いところで良く目にします。
街によって形は違いますが、上の写真のようなパーキングメーターが
車を停めた近くの歩道にあります。
- アルファベットから始まる自動車のナンバーを打ち込み緑のボタンを押す
- +-のボタンで停めたい時間を設定し緑のボタンを押す
- 現金で支払う場合は硬貨を投入して緑のボタンを押す
- クレジットカードの場合はカードを投入後、暗証番号を入力し緑のボタンを押す
- 時間や自動車のナンバーが記載されたレシートが出てくる
- レシートをフロントガラスから見えるように車内のダッシュボードに置く
現金で支払う場合、硬貨しか使えないので事前に準備をしておくと便利です。
駐車できる最長時間は場所によって違いますが、2時間程度が多いです。
日・祝日や昼食時間帯、夜間などは無料となるケースがあります。
誤った場所に路上駐車するとレッカーされてしまいます
配達車専用「LIVRAISONS(リヴレゾン)」
このスペースは商品の配達をする車が使えるスペースです。
パーキングメーターでお金を払って、チケットを車に置いていても
レッカーされてしまうので注意が必要です。
障がい者専用「HANDICAP(ハンディキャップ)」
イラストでも分かる通り、ハンディキャップの方専用駐車スペースです。
ハンディキャップの許可証のない車は、ここもレッカーされてしまうので注意が必要です。
無料で駐車できるスペースもあります
無料路上駐車スペース(無地)
こちらは郊外や街のはずれに多く存在する無料で駐車できるスペースです。
特に文字がなく、標識などもありませんが、白い枠が敷かれています。
特に制限時間もないので、長時間停めていても問題ありません。
但し、フランスの路面印刷は書いてあったものが消えている事もありますので
前後にも文字などが書かれていないか念のため確認しましょう。
短時間なら無料で駐車できるスペースがこちら
短時間専用駐車スペース「STATIONEMENT MINUTES(スタションヌモン ミニュットゥ)」
このスペースは短時間(決まった時間)であれば駐車チケットを購入することなく
誰でも止める事ができます。
但し、上の写真のような駐車開始時刻が分かる掲示板をフロントガラスから見える場所に
置いておかなくてはいけません。
これはスーパーやカー用品店で売られていますので、購入しておくと便利です。
駐車スペースの近くには条件が書かれた標識があります。
- 9h-19h (9~19時)
- MAXI(最大)
- 15min(15分)
- SAUF DIMANCHES ET JOURS FERIES (日曜と祝日を除く)
この場所は月~土曜日の9~19時までの間、最大15分
駐車開始時刻が分かる掲示板を置けば誰でも車を駐車して良い事になります。
日曜・祝日、月~土曜日の19時01分~翌8時59分までは掲示板を置くことなく
誰でも無料で駐車する事ができます。
絶対駐車してはいけないスペース
民家や駐車場の出入り口など、駐車禁止のマークがある場所は絶対に避けましょう。
上の写真は分かりやすいですが、白枠が続いている間にポツンと駐車禁止の場所があったりします。
いずれの場面でも、周りの標識や地面のライン・文字を確認して安心して駐車できるスペースを探しましょう。
最後に
街中で長時間駐車したい場合は、ゲート付きの駐車場の利用がおすすめですが
短時間なら路上のパーキングを有効に使えると便利です。
またフランスの交通事情をお届けしていきますね!