こんにちはフランケンです。
起業から3年半、苦楽を共にしてきたVAIO。
これまでIllustratorやPhotoshopなど比較的軽い作業で重宝してきましたが
最近は4K映像の編集なども始めているため、新しいパソコンの購入を検討していました。
これまでWindowsをメインに使用してきましたが
色々な方のブログやYoutubeを見て、10年ぶりにMacを購入することにしました。
そこでフランスのアップルストアで購入を検討しましたが
日本語のキーボードが選べない。。。
(ちなみに中国語やUSキーボードは選べます)
フランスと日本のキーボードの違い
こちらはフランス製のキーボードです。
AとQ、WとZの位置がテレコになっていたり、Mの位置がLの右隣になったりしています。
またフランス語の特殊文字を打つために数字のところには日本のキーボードでは
見慣れない文字も並んでいます。
Windowsの場合、あらかじめ言語にフランス語を追加しておけば
(Alt +Shiftで日本語やローマ字からフランス語にワンプッシュで変更できます)
アルファベットの位置などは頭に入っているので、普通にタイピングできますが
さすがに%などの記号は全て記憶できているわけではないので
ちょっと扱いにくいです。
フランケンの用途としては日本語での入力が圧倒的に多いため
フランスでの購入を断念し、日本のアップルストアで購入して
経営パートナーに郵送してもらうことにしました。
郵送にはEMSを使いました。
日本の郵便局が提供している国際スピード郵便 EMSを使用しました。
通常の時期であれば日本からフランスに5日ほどで到着します。
ただ、この時期はコロナウイルスの影響で航空便の数が激減しており
1ヶ月程度掛かってしまうかもしれないとのことでした。
ただ状況は随時日本郵政のホームページから追跡できるのでとても助かります。
フランスではある意味有名なChronopostが引き継ぎます
学生時代に2年、社会人として6年半フランスに住んでいるフランケン。
これまで何度となく日本からの郵送物で問題が起こりました。
- 国際スピード郵便なのに1ヶ月以上届かない
- どこにいったか分からず、結局届かない
- 中身が足りない
これ全てChronopost(クロノポスト)さんの問題でした。
今回は税抜きで23万円もするMacBookです。
絶対になくなっては困ります。
そこで荷物がフランスに到着したことを確認した日以降は
Chronopostのホームページから荷物を追跡していました。
日本の郵便局の追跡よりも詳しくリアルタイムに情報を得られます。
身に覚えのない受け取り拒否扱い
MacBookの到着を心待ちにしていたので、毎日Chronopostの
追跡システムを確認していました。
今日受け取れるという日に待てど待てど、荷物が届かない。
夕方に改めて追跡システムを調べたら
受け取り拒否のため持ち帰ったというログが記載されています。
全く身に覚えのない受け取り拒否。すぐに発送者(日本)に戻すという記載まであります。
本来であれば週間単位で保管されるものですが
今回は即日発送者に送り返すという記載です。
慌ててChronopostに連絡をして
「受け取り拒否などしていないので、日本ではなくフランスの住所に再送して欲しい」と伝え
翌日、再配送するという回答を得ました。
これで終わらないのがChronopost
そして再配送をしてくれる翌日。
待てど待てど荷物が届かない。
また夕方になって追跡システムを確認すると
日本の発送者に返送するため、パリの空港に向かったという記載が
また慌ててChronopostに連絡をするも、手違いで再配達をせず
日本の発送者に送り返すように進んでいると。。。
再度フランスの住所に再配達を依頼するも、電話口の担当者では何もできないと言う回答。
- 荷物が日本に戻ったら、日本の郵便局に無償で再発送して貰えば良いじゃん
- 再発送手配はフランス側ではできないので、日本の郵便局に連絡して再配送を依頼してみて
えっだってまだフランスにあるのに何故?私の頭の中は
❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓
フランスのChronopostは営業所の電話番号などは一切公表されていません。
その為、中央センターに電話をするしかなく、自分が担当ではないので誰も責任を持たず
最後まで何とかしてあげようという心は皆無です。
結局、一度日本に返送されてしまった
あらゆる手段で日本に送り返されないように手を尽くしました。
- 日本の郵便局にフランスのChronopostに連絡をとってもらうように依頼
- 最寄りのChronopostの配送センターに直談判に行く
- Chronopostのパリの営業所のメールアドレスを聞き出し、メッセージを送る
- 日本の発送者からもChronopostにメールを送ってもらう
- ChronopostのTwitterにDMを送る
結論から言うと何をやってもダメで
1週間パリの空港に停留して、結局日本に送り返されてしまいました。
Chronopostからは一切連絡が来ず
日本の郵便局(EMS担当窓口)の対応も最低最悪のものでした。
お互い連絡先を知らないそうです。
パートナーシップをとり、国際郵送を担う会社同士がですよ。
日本に戻された荷物を受け取り拒否
こちらに全く非がないにも関わらず、再配送はできないので受け取って欲しいと
日本の郵便局(EMS担当窓口)から言われました。
送りたければ再度お金を払って新規で送り直すように言われる始末です。
どんなに心を抑えても全く納得できない為、日本の発送者に2回受け取り拒否をしてもらいました。
その間に発送手配をした郵便局に連絡。
ここでやっと普通じゃない状況を理解してくれる郵便局員に遭遇。
一度受け取って再度窓口に持ってきてくれれば、郵便局が無償でフランスに送りますと約束してくれました。
受け取り拒否をせずに受け取っていたら、無償で再送してもらえることはなかったかもしれません。
(皆さんの中で同じような状況になってしまったら、無償での再送を約束して貰えてから受け取った方が良いかもしれません)
その後、何とか荷物を受け取ることができました
その後も、フランス側で紆余曲折ありましたが
何とか受け取ることができました。
EMSを使う時点である意味覚悟をしなくてはならないことですが
ここまで酷いとは。。。
ちなみに荷物の扱いは荒いので梱包にはご注意を
これは日本の両親から一番下の娘の誕生日に送ってもらった誕生日プレゼントです。
衣類などの軽いものでしたが、見事に梱包が半分近く破れていて
近くの配送センターに取りに行った時に、スタッフが奥から荷物をとってきて
手渡される直前に中身が全て床に散乱しました。
まとめ
EMSを送る、受け取るときは日本の常識が通用しません。
破損する、届かない、なくなる可能性を覚悟することをお勧めします。
法人契約などをしていない場合や、法人契約をしていたとしても取扱量が少ない場合は
正直割高にはなってしまいますがDHL、UPS、ヤマトなどの国際配送を強くお勧めします。
またパソコンは基本関税は掛かりません。
ただし、日本の消費税に当たるVATは発生することが多いです。
高額な場合、関税やVATの支払いを避けるため、実際の価格よりもかなり安く申告される方がいますが
なくなる可能性などを考慮して正当な金額で申告することをお勧めします。
今回のMacBookは日本で消費税(10%)を支払った上に、フランスの税関にもVAT(20%)を支払いました。
購入品ではなく、社内所有の備品をグループ会社に送ると言う名目でも400€取られてしましました。
フランケンの場合は業務で使用する、フランス法人がある
と言う観点から、フランス当局にVATの還付請求をしますが
私用で使う場合や、個人で送ってもらう場合などはVATの還付請求は難しいと思いますので
送る前に日本の郵便局にしっかりと確認することをお勧めします。