海外に長くいると☟こんなラーメン食べたくなりませんか?
こちらは横浜にある人気店「時雨」の醤油ラーメンです。
スープにコクがあり、麺もほどよくコシがあり絶品です!
我が家では「美味しいラーメンは日本に一時帰国した時に食べるもの」と決めていました。
でもコロナウイルスの感染拡大の影響で、毎年恒例にしていた家族での一時帰国が出来なくなってしまいました。
そこでフランスにあるものだけを使って本格ラーメンを手作りすることにしました。
まずは小麦粉!
最初に用意するのがFARINE(小麦粉)です。
ここで大事なのは2種類の小麦粉を用意する事です。
赤い文字の小麦粉のパッケージ左下にT55と書いてあります。
これはType55と表記されている事もありますが、中力粉です。
一方、緑色の文字のパッケージ左下はT80と書いてあります。
これもType80と表記されている事もありますが、強力粉です。
この強力粉にはグルテンと言われるたんぱく質が豊富に含まれているので
生めん独特の”コシ”を生み出してくれます。
中力粉はフランスの殆どのスーパーで購入する事が出来ますが
強力粉はBIO(オーガニック)のスーパーか、妻のブログで紹介した「GRAND FRAIS」という
新鮮な野菜が買えるスーパーでも購入する事ができます。
そして次に準備するのは重曹と塩!
左のSel de Mer Finというのが塩です。
Selというのがフランスで塩なのですが
Finと書いてあるものを買うと日本の普通に売っている塩に近いです。
(岩塩など塊が大きい塩は良く混ざらないので、気を付けて下さい)
そして重曹が右側のBICARBONATE(de soude)です。
こちらは少し大きいスーパーであればどこでも買う事が出来ます。
野菜などの絵や写真が描かれているALIMENTAIRE USAGES(食品用)を購入して下さいね。
何度も失敗したからこそ分かる、フランケン一家のお勧めな配合はこちら!
正直な話、私はこれまでに3回失敗しました。
- 麺がブチブチ切れて短い
- 麺にコシがなく、美味しくない
- 水分量が足りず、しっかりと麺が伸びない
これを克服した配分量(5人家族用)が下記の通りです。
- 小麦粉(中力粉T55)・・・250g
- 小麦粉(強力粉T80)・・・250g
- 重曹・・・・・・・・・・・小さじ2杯
- 塩・・・・・・・・・・・・小さじ1杯
- 水・・・・・・・・・・・・230g(たまご麺にしたい場合は卵と水を合わせて230gになるように)
材料の準備が出来たら、早速コネていきましょう!
下記の手順で自家製麺を作っていきます。
- 大きなボウルに小麦粉(中力粉T55)と小麦粉(強力粉T80)を混ぜます。
- 小さなお鍋に水と塩と重曹を入れて、良くかき混ぜながら軽く沸騰させます。
- 1~2分沸騰させたら火を止めて冷まします。
- 冷めたら小麦粉のボウルに少しずつ入れます。
- しっかりと”まとまる”までコネていきます。
生地がまとまったら乾燥しないように厚手のビニール袋に入れて1時間ほど寝かします。
しっかりと寝かしたら、今度はビニール袋に入れたまま10分ほど足で踏み込みます。
(何度か生地を折りたたんでは踏み込むを繰り返します)
しっかりと踏み込めたら、生地を4等分にしてあのマシーンで伸ばしていきます
そう!次に登場するのが、パスタマシーンです
我が家は電化製品や調理道具が買える「boulanger」というお店でパスタマシーンを購入しました。
確か20~30€位だったと思います。
写真後方側には麺の厚みを7段階に調整しながら伸ばすことができるレバーが付いています。
そこで好みの厚さに伸ばしたら、細い麺状に切り出していきます!
これが何と言っても「気持ちいい!」
ラーメン作ってるぞ!って感じがします!
そして出来た麺はしっかりと打ち粉を忘れてはいけません。
我が家は中力粉T55を全体にたっぷり振りかけて麺と麺がくっつかないようにします。
水分などが麺に移らないようにキッチンペーパーなどを下に敷いた状態で
タッパーなどしっかりと密閉して冷蔵庫でさらに寝かせます!
短くても2日、できれば3日冷蔵庫で寝かせましょう!
せっかくできた自家製麺。直ぐに茹でて食べたくなっちゃいますよね!
でもそこは我慢(涙)
しっかりと寝かす事でコシが増します。
一番大変なのはこの「待つ」ことかもしれません(笑)
そしてついに自家製ラーメンの完成!
沸騰したたっぷりのお湯の中に入れて、1分半程度茹でれば十分です。
茹でた後は冷たい水に晒して、再びお湯を掛けてからスープの中に投入!
「うっうまい!!」
ツルツルしこしこした自家製ラーメンの完成です!
次回は本格ラーメンに欠かせない「本気のラーメン用自家製チャーシューの作り方」です。