海外への販路を作る大役を担う方へ
こんにちは。フランケンです。
グローバル化が進む一方、少子化の影響で日本の市場拡大が見込みにくい状況です。
そんな中、自社の素晴らしい商品を海外に販売したいと考える企業も多いのではないでしょうか?
ここでは海外販路獲得に向けた初期段階で絶対にやってはいけない3つの事を
フランケンが実際に経験した実話に基づいてご紹介していきます。
- 現地の言葉が話せるだけの現地在住日本人に頼らない
- 海外の展示会に出展することを目的にしない
- 販売サイトを現地の言語にする事に力を注がない
現地の言葉が話せるだけの現地在住日本人に頼らない
海外販路獲得を目指す方の中には「外国語」に自信のある方ばかりではないと思います。
もちろん海外留学があったり、海外旅行が好きだったりして
少し外国語に自信がある方もいるかもしれせん。
ただ、現地でビジネスをするとなるとそれなりの言語スキルが必要になります。
そこで頼ってしまいがちなのが、現地在住で現地の言葉を話す日本人です。
海外にいると、ネイティブでない限り100%意思疎通をする事は困難です。
そんな時に100%意思疎通ができる現地在住の日本人に出会うと「この人に頼りたい」と簡単に思ってしまうものです。
ただその人があなたの会社の商品を売る為のスペシャリストである事はまずありません。
日本で営業をされているあなたの会社の同僚を思い浮かべて下さい。
営業成績が良いヒトもいれば、残念ながらそうでない人もいるのが現状です。
中には海外在住というだけで、物売り(営業)を本業としていない人にも
「うちの商品を海外で売って欲しい」と簡単に願い出てしまう日本企業が多いのも事実です。
これは日本で考えればあり得ない事です。
営業経験のない経理担当の同僚が、いきなりトップ営業マンになれますか?
海外でモノを売るのは日本で売るより、はるかに難易度が上がります。
海外に住んでる人って「なんか凄そう」「良く現地のこと知っていそう」と
ついつい色眼鏡に見えてしまうものですが
海外に住むだけなら決して難しいことではありません。
(数か月でも語学学校に通えば、それなりに見える程度に現地の言葉を話せるようになります)
あなたやあなたの会社がそうであるように
現地在住の日本人も海外(現地)の人からお金をもらう(販売する)よりも、同じ日本人からお金をもらう方が簡単なのです。
もちろん、海外在住の日本人の方で日本の優れた商品を現地の企業や現地の方に売る事を専業としている方もいらっしゃいます。
あなたの目の前に現れた現地在住日本人が、あなたの会社の商品を海外で本当に
「売ってくれる人か?」「売れる人か?」
を見極めるヒントになれば嬉しいです。
次回は「海外の展示会に出展することを目的にしない」です。